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習ったとおりのすいか栽培 [すいか]

となりの畑では94歳になるFさんが休み休み耕しておられます。80年以上にわたり畑仕事をされてきた経験をお持ちの方です。ご高齢でありながら、畑を耕そうと意欲を持ち続けている姿にいつも驚かされています。

いつもわたしのおぼつかない畑仕事の様子を心配そうに眺めて、声をかけてくださいます。そしてさまざま経験にもとづいたお話を聞かせてもらっています。畑からこの地区の山々の連なるようすが見渡せます。戦前~戦後にかけて、これらの山に入り炭焼きをされ、そうしてできた炭を人力で峠を越えて運び、納めていたそうです。今年はこちらの山の雑木を伐って炭にし、次の年はとなりの山というふうに移っていくんだと話してくれました。

さて、今日はFさんからじかにうかがった栽培法でつくったすいかの収穫日でした。すいかにつらなるつるのわきのつるがしっかり枯れ、そこについた葉もほぼ枯れました。収穫の合図です。念のためにすいかに耳をあてつつ反対側から手でたたくとよく響いて聞こえます。こちらも充実していることを示しています。

すいかや瓜はその年の作の最初の果実を収穫するときは、すこし緊張します。今年はできているかなと期待に胸を膨らませます。しかもことしはFさんから頂いたアドバイスをそのまま実行にうつしました。

元肥には甘味を増すためにながく置いた油粕をたし、高めの畝にマルチのトンネルで途中から両すそをあけての栽培です。こうして極力根元が雨にあたるのを抑えて栽培しました。いっしょに植え付けたメロンの苗がほとんど枯れるほど水を控えつつ、しかもトンネルで高温を維持しました。すいかの苗はそれでも平気で何のダメージもありませんでした。

そして今日、収穫です。切ってみると鮮やかな赤色、種子は真っ黒に成熟していました。冷やしてからさっそく味見したところ、しっかりしゃりしゃりした風味とともに、さわやかな甘味が味わえました。やはり、Fさんの経験の力だなあ、と感銘を受けました。今度会ったときに報告とお礼をしないとと思いました。
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