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ふと塩分で気づいたこと(1)

塩分を調べようと思ったきっかけ

今まで20年ほど慢性腎臓病(CKD)で医師や栄養士の指示をいただきながら減塩を実践していても、血圧が上がりはじめた機会にいまさらながら再確認したことを記します。ちょうどテレビ番組(NHKスペシャル、12月15日)でも食塩のことがとりあげられていますし。

いつも「5gの塩分制限を維持しつつ生活してきました。」と思い込んでいましたが、食品そのものが本来持っている塩分についてはおよそ1日3グラムほど摂取しているだろうと概算で済ませてしまっていました。

今回、再チェックしようと思った理由はこれからきびしくなるであろう、1日3~4グラム台の塩分制限には、どうしても食品本来の塩分を把握し着目しないとならなくなるためです。

そこでさっそく開いてみたのが「オールガイド食品成分表」(実教出版)です。若干古い版です(2014年版)。

魚介類の塩分は…
もっとも気になっていたのが魚介類です。いつも店で魚を見るたびにさけの切り身の塩分表示をチェックしていました。もちろん塩さけは買いませんので、塩をしていない生さけです。表示がないときには店員の方にたずねています。

今日調べるのはまさにこの「無塩」とラベル表示されているものです。たとえば上述の食品成分表p.180の「しろさけ」をもとにします。

「生」のしろさけの切り身100グラム当たり0.2グラムの食塩相当量と読み取れます。塩をしていなくてもこれだけの食塩相当分を摂ることになります。これからお正月です。よく目にする新巻きさけは塩をすりこんでいますから食塩3.0グラムと15倍、塩をふった塩さけでも1.8グラムで9倍です。

ちなみに塩蔵のいくらで2.3グラム、すじこは4.8グラムです。

さて、身近なあじではどうでしょう。生のまあじ(p.166)では0.3グラム。まあじのひらきで1.7グラムです。塩水に浸してから乾燥ですから塩分が高くなります。

おもな魚(いずれも生100グラム切り身)をまとめてみましょう。
  
        
しろさけ 0.2グラム
まあじ  0.3
あんこう 0.3
まさば  0.4
さんま  0.3
まだい  0.1
くろまぐろ0.1

0.1~0.4グラムにおさまりそうです。

参考までに干物や塩蔵したものでは、1~4グラムととたんに高くなります。

さて、貝類ではどうでしょう。いずれも生です。

あさり  2.2グラム
かき   1.3
あわび  0.8
しじみ  0.2
ほたて  0.8
はまぐり 2.0

あさり、はまぐり、かきなどはタンパク質が2単位ほどと、魚類(6~7単位)とくらべると低いことから選択しやすいのですが。あさりの食塩相当量2.2gとは、よく高塩分のたとえに使うウインナー(1.9g)よりも高いということになります。

貝類はけっこう食べる機会があるので、あさりのバター炒めなどするととたんに塩分の面から注意しないといけないと思いました。

またえび・かにでは
あまえび  0.8グラム
くるまえび 0.4
たらばがに 0.9

たこ・いかでは
するめいか 0.8グラム
ほたるいか 0.7
まだこ   0.7

そのほか
うに    0.6グラム
なまこ   1.7
ほや    3.3

まとめ
なぜか正月にたべそうなものの塩分は高くなりがちだと思い知りました。1日3グラムの塩分制限レベルになると、魚介類でも選択を区別したほうがいい場合や量の制限を求められることになりそうだと思いました。調べてみてよかったと感じています。
タグ:魚介類 塩分
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